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QPL項目一覧

聞きたいことを考える際に参考にしてください。
すべてを聞く必要はありません。自分らしい言葉に変えて、少しずつ活用しましょう。

 

基本の質問リスト(診断直後や初めて医師に相談するとき)

病気と検査

□ 病気の名前はなんですか?

□ 私の病気の大きさや広がり(病期)について、またそれによりどんな影響があるか、知ることはできますか?どの検査でそれがわかりますか?

症状と対処法

□ 病気の影響でどんな症状(短期・長期)が出ますか?

□ 病気や出てきた症状にはどんな治療法がありますか?

治療の理解と選択

□ 手術、化学療法、放射線治療、そのほかの治療のよい面、よくない面はなんですか?

□ 私の治療選択肢(手術、化学療法、放射線治療など)それぞれについて、予想される効果や副作用、後遺症と、それらへの対処法を教えてもらえますか?

□ 治療にはどのくらいの期間がかかりますか? 通院頻度はどのくらいですか?

□ いつまでに決めればよいですか? 今日決めないといけないことはありますか?

□ 私の病気や治療について、信頼できる情報は、どこで、どのように入手できますか?

治療の影響

□ 食事、飲酒、運動、性生活、避妊など生活面で、治療中に気をつけることはありますか?

□ 健康食品やサプリメント、鍼灸、マッサージなど利用している場合、続けることはできますか?

□ もし思うように治療の効果がでない場合に、どんな選択肢がありますか?

□ 気持ちが落ち込むときの手助けや、相談できるところはありますか? 紹介してもらえますか?

生活・仕事・家族のこと

□ 病気や治療が、自分の仕事や生活、家族に与える影響はどんなことが考えられますか?
   (経済的な負担、治療の期間や場所、家事を手伝ってもらう必要性など)

□ 家族や私を助けてくれる人たちが生活面や気持ちのことなど困ったときに、どんなサポートが受けられますか? どこで相談できますか? (患者サポートセンターなど)

今後の経過や治療

□ 治療がうまくいった場合でも、病気が再び悪化する可能性はありますか?

□ 今後について順調な場合、またはもしも順調とは言えない場合の、病気、治療、生活の見通しを知ることはできますか?

 

▼基本の質問リスト(診断直後や初めて医師に相談するとき)


  

 

がん治療を決める際の質問リスト(初回治療方針の選択場面で)

*診断について

□ 診断名は何ですか?

□ 病期(病気の進み具合)は?

*病状について

□ 私はどこが悪いのですか? / どのくらい深刻ですか?

□ がんはどこにあるのですか?

□ それはどの検査でわかったのですか?

*症状について

□ 今後どんな症状が起こりえますか?

□ 今後起こりえる症状に対する治療にはどんなものがありますか?

*検査について

□ もっと検査する必要はありますか?

□ もしそうならその検査は痛いですか?

□ それで何がわかるのですか?

*治療について

【治療を選ぶ時の質問】

□ がんに対するどんな治療法がありますか?

□ 抗がん剤以外ではどんな治療法がありますか?

□  各治療を選んだときの最善の見込み、最悪の見込み、最も起こりうる見込み(生存期間や生活の質)は?

□  各治療を選んだときの起こりうる合併症、短期的・長期的な副作用、後遺症は?

□ 先生が勧める治療はどれですか?

□ ほかの患者さんはこういう場合どんな治療を選択していますか?

【選んだ治療についての質問】

□ その治療はどのように行うのですか(治療の種類、回数、頻度、期間、スケジュール、実施場所、費用)?

□ その治療の目的は何ですか?

□ その治療中に、身体的に制約されることはなんでしょうか

□ その治療の副作用にはどんなものがありますか

□ 痛みは出てきますか

□ 副作用に対する治療や対処法にはどんなものがありますか

□  その治療が効いているかどうかわかるまでにどれくらいかかりますか

□ その治療が効いているかはどのように判断するのですか

□ その治療が効かなかったらどんな選択肢がありますか

□ その治療にはどのくらいの費用がかかりますか

□ その治療が効く確率は何人中何人ですか

【その他、治療に関する質問】

□ 地元の病院で治療を受けられますか

□  代替療法(サプリメントや健康食品)を使用していたとしたら、続けても良いですか

□  ここで治療をうけながら他の民間療法も受けても良いですか

*生活について

□  仕事や他の活動への影響はありますか

□  その治療前(中)に私がすべきことはありますか

□  その治療中にしてはいけないことはありますか(食事、運動、家事、性生活、出産など)

□   その治療中に            (私がやりたいこと)をすることができますか?

□  その治療中に            (私が食べたり飲んだりしたいもの)を飲食できますか?

□   その治療中に            (私が行きたいところ)に行けますか?

□  その治療前に準備しておくことはありますか?

□  どのような症状に気をつけて生活すれば良いですか?

□  そのような症状がでたらどうすれば良いですか(受診する、近所の病院に行く、様子をみる)?

*家族のこと

□   がんや治療によって、家族へどんな影響(経済面、家事を手伝ってもらう必要性など)がありますか?

□  家族ががんになるリスクは高くなりますか?

□  家族の心配事や悩みは誰に相談すればよいですか?

*こころのこと

□  私の病気についての心配事や悩みを相談しても良いですか?

□   不安で夜眠れない時や、ひどく気分が落ち込む時の対処法はありますか?

□  この病気と上手くやっていくための何かアドバイスはありますか?

□  こころの相談は誰にすればよいですか?

*この先のこと

□  先々の見通しは?(どれくらい生きられますか?)
   それを知りたい理由は                    だからです。

□  治る可能性はありますか?

□  結果としてどうなりますか? 私はよくなりますか?

*その他

□  何が原因でこの病気になったのでしょうか?

□   これを決めるのにどのくらいの時間がありますか? 今日決めなくてはなりませんか?今決めなくてはならないことはなんでしょうか(もう少し決断を先にのばしても良いことはなんでしょうか)

□   前回の診察から今回までに            な状況の変化(生活面、身体面、心理面)がありました。

□   私がどうしても優先したい(続けたい)もの(こと)は              です。

*他に尋ねたいこと

□                                            

□                                            

□                                            

□                                            

□                                            

 

がん治療を決める際の質問リスト(初回治療方針の選択場面で)


   

 

シニアの方向け質問リスト(高齢の患者さんやご家族へ)

 Ⅰ. 診断(しんだん)

診断

□ 1. 診断名をもう一度聞いてもいいですか?

□ 2. 病期(病気の進み具合)をもう一度聞いてもいいですか?

病状

□ 3. 私はどこが悪いのですか?/どのくらい深刻ですか?

□ 4. がんはどこにあるのですか?

検査

□ 5. どの検査でわかったのですか?

□ 6. もっと検査する必要はありますか?

□ 7. 検査はどのくらい負担がかかりますか?(体の負担、費用面、検査方法)

□ 8. それで何がわかるのですか?

Ⅱ. 治療

治療の選択肢

□ 9. がんに対するどんな治療法がありますか?

□ 10. 抗がん剤以外ではどんな治療法がありますか?

□ 11. 標準治療以外の抗がん治療(例:先進医療、治験、臨床試験、患者申出療養制度など)を受けてもいいですか?

注:標準治療とは、科学的根拠に基づいた観点で現在利用できる最良の治療のことです.

 治療を検討するための情報

□ 12. その治療の目的は何ですか?

□ 13. その治療はどのように行うのですか?(内服・点滴、自宅ですること、 外来・ 入院、スケジュール、回数、頻度、期間)

□ 14. その治療はどのくらいの費用がかかりますか?

□ 15. 治療や生活の上で人の手を借りなければならなくなりますか?

□ 16. その治療を選んだ時の最善の見込み、最悪の見込み、最も起こりうる見込み(生存期間や生活の質)について聞いてもいいですか?

□ 17. 治療をしない事でのメリット、またはデメリットは何ですか

□ 18. 治療中に生活上してもいいこと、すべきでないことは何ですか?(例:食事、運動、仕事、家事、趣味、マッサージなど)

□ 19. その治療を選んだ時の起こりうる合併症、短期的・長期的な副作用、後遺症について聞いてもいいですか?

□ 20. その治療が効いているかどうかわかるまでにどれくらいかかりますか?

□ 21. その治療が効いているかはどのように判断するのですか?

□ 22. その治療が効く確率は何人中何人ですか?

□ 23. その治療がうまくいかなくなった時、どんな選択肢がありますか?

 年齢を考慮した治療

□ 24. 治療することでもともと持っている病気に何か影響はありますか?

□ 25. もともと持っている病気によって治療に何か影響はありますか?

□ 26. 若くて体力があるような人と同じ治療を受けても大丈夫ですか?

□ 27. 先生が勧める治療はどれですか?

□ 28. 体に負担が少ない治療の方法を教えてもらえますか?

□ 29. 私と同じ状況のほかの患者さんはどんな治療を選択していますか?

他の病院への相談

□ 30. 治療に関することで他の病院に相談に行ってもいいですか?(例:セカンドオピニオンなど)※

他の治療との併用

□ 31.代替療法(サプリメントや健康食品)を続けても良いですか?

□ 32. ここで治療を受けながら他の民間療法を受けても良いですか?

※は相談員や病院スタッフもよく質問される事柄です。

 Ⅲ. 症状

今起きている症状と対処

□ 33. 今起きている症状(例:痛み、不眠、だるさ、吐き気、食欲不振、 指先のしびれなど)はどうして起きるのですか?いつまで続きますか?

□ 34. 今起きている症状に対して、どのような治療がありますか?

□ 35. 今起きている症状に対して、自分で対処できることはありますか?

 副作用

□ 36. 治療の副作用にはどんなものがありますか?いつまで続きますか?

□ 37. 副作用に対する治療や対処法にはどんなものがありますか?

□ 38. 副作用対策について相談できますか?(例:皮膚のケア、ウィッグ(かつら)の使用、しびれ、むくみなど)

※は相談員や病院スタッフもよく質問される事柄です。

今後起こる可能性がある症状や治療の副作用と対処

□ 39. 今後起こる可能性がある症状や、治療の副作用はどのようなものがありますか?

□ 40. その症状や副作用に対して、どのような治療がありますか?

□ 41. その症状や副作用に対して、自分でできることはありますか?

Ⅳ. 生活

□ 42. 仕事はやめなくてもいいですか?

□ 43. 家事、運動、趣味(しゅみ)、マッサージなどの活動への影響はありますか?

□ 44. 仕事やその他の活動はいつごろまで続けられますか?

□ 45. 経済的な問題について相談できますか?

□ 46. 介護保険について相談できますか?

□ 47.私の助けになる(利用できる)地域のサービスはありますか?

□ 48. 薬の飲み方のコツはありますか?

□ 49. 普段飲んでいる薬は減らさなくてもいいですか?今飲んでいる薬は(   )種類あります。

□ 50. 食事について注意しなければならないことはありますか?

□ 51. 食欲がないこと、食事がとりにくいこと、体重が減ることについて相談できますか?

□ 52. 旅行に行ってもいいですか?

□ 53. タバコを吸ってもいいですか?

□ 54. お酒を飲んでもいいですか?

□ 55. 治療中に(      )(私がやりたいこと)をできますか?

□ 56. 治療中に(      )(私が食べたり飲んだりしたいもの)を飲食できますか?

□ 57. 治療中に(      )(私が行きたいところ)に行けますか?

※は相談員や病院スタッフもよく質問される事柄です。

 Ⅴ. この先の治療やケア

通院が難しい場合  

□ 58. 今後、通院ができなくなる可能性はありますか?

□ 59. 近所で、適切な病院を紹介してもらえますか?

□ 60. 病院を探す相談に乗ってもらえますか?

□ 61. 療養施設などについて相談できますか?

□ 62. 緩和ケア病棟について相談できますか?

□ 63. 在宅ケアを希望できますか?

※は相談員や病院スタッフもよく質問される事柄です。

 在宅での心配

□ 64. 薬の使用方法について迷った時に誰に相談できますか?

□ 65. 症状がある時や心配な時は病院に来てもいいですか?

□ 66. 自宅で症状が悪化したらどうすればいいですか?(例:電話する、受診する、近所の病院に行くなど)

時間の過ごし方

□ 67. やりたいことができる時間はどれくらいありますか?

□ 68. 今後の時間の過ごし方について相談できますか?

□ 69. 身辺整理を考えたほうがいいですか?

□ 70. 財産の整理を考えたほうがいいですか?

□ 71. エンディングノート(遺言・遺書)について考えたほうがいいですか?

※は相談員や病院スタッフもよく質問される事柄です。

今後の見通し

□ 72. 今後の見通しについて「知らせてほしくない」または「私に知らせないでほしい」と希望することはできますか?

□ 73. 今後の見通しについて知ることはできますか?(どれくらい生きられますか?)
    それを知りたい理由は(         )だからです。

Ⅵ. 家族の質問

□ 74. 家族はどんなサポートをするといいですか?

□ 75. 家族の心配ごとや悩み、意見をだれに聞いてもらえますか?

□ 76. 自宅に往診の先生に来てもらうようになった場合、家族でケアはできますか?

□ 77. 家族ががんになるリスクは高くなりますか?誰に相談できますか?

 Ⅶ. こころ

□ 78. 私の病気についての心配事や悩みを相談してもいいですか?

□ 79. 物事を決めるのに時間がかかること、集中して考えられないことについて相談できますか?

□ 80. 最近、物忘れが多いと人によく言われます。治療と関係していますか?治療を受けるときに気を付けたほうがよいことはありますか?

□ 81. 不安で夜眠れない時や、ひどく気分が落ち込むときの対処法はありますか?

□ 82. この病気と上手く付き合っていくための何かアドバイスはありますか?

□ 83. 治療がつらい時、これからの治療についてどうしたらよいか迷った時、家族に話せないことがある時、だれかに相談できますか?

□ 84. 自分でできるこころの対処法はありますか?

Ⅷ. 値観

□ 85. 治療を決めるのにどれくらいの時間がありますか?
    今日決めなくてはなりませんか?
    今決めなくてはならないことは何でしょうか?
    もう少し決断を先にのばしても良いことはなんでしょうか?

□ 86. 前回の診察から今回までに(         )の状況の変化がありました。(生活面、身体面、心理面)

□ 87. 何が原因でこの病気になったのでしょうか?

□ 88.私がいま大事にしていることや、価値観、人生観について話してもいいですか?

    治療を選ぶうえで大事にしていることは(      )です。

    どうしても優先したい、続けたいことは、(      )です。

 -        -     -     -     -     -     -     -     -     -     -     -     -     -     -     -     -     -     -         
大病を患っているときに、今後の人生でやりたいことを考えることがあります。
目標は様々です。家族や友人の結婚式への出席、孫の誕生、痛みがない状態、息切れなく階段を上がれることかもしれません。
人によって目標は異なりますが、中には全く目標を決めない人もいます。
今後のことを考えたとき、あなたにとって最も重要に思う目標は何でしょうか。
 

 通院に関すること

□ 89. 通院状況についてお話してもいいですか?

通院方法は( 電車 ・ バス ・ 自分で車運転 ・ その他:      )です。

通院にかかる時間は (        分 )です。

現在は( 一人で ・ 家族と ・ そのほかの人と )通院しています。

必要な時に通院に付き添ってくれる人は( います ・ いません )

 

Ⅸ. 他に尋ねたいこと(質問集にない事柄など)

 □ 90.                                  

 □ 91.                                  

 □ 92.                                  

 □ 93.                                  

 □ 94.                                  

 

▼シニアの方向け質問リスト(高齢の患者さんやご家族へ)